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スペインの泡もの モンカドール(Moncadour) [ワイン]

前回、スパークリングを単純にシャンパン製法とそれ以外の瓶内二次発酵と
いうふうに2種類に決めつけていましたが、これが大きな間違いでありました。

以下は、TくんのBlogを参考に書きます。
「Oh happy day in 南仏」

それによると、

現在、フランスでは「シャンパン」という呼称は厳しく規格化されて
おり、Champagne(シャンパン)は、AOC「原産地呼称」に基づき、
産地、使用品種3種(Chardonnay,Pinot munier,Pinot noir)、
収穫、醸造方法などなど厳しく規定があります。

それをすべてクリアしないと、「シャンパン」と表示してはいけない。
フランスではシャンパン以外のスパークリングワインはすべて
Vin mousseux(ヴァン・ムスー)と呼ばれます。

シャンパンと呼べる造り方は1種類だけ。それが「Methode champenoise」
(シャンパン方式)なのです。

この醸造方法は大きく2段階。

1段階:白ワインと同じ課程で(赤ブドウも同様)、ベースとなる
いろんなタイプの白ワインを作る。

2段階:それらをassemblage、酒石酸の安定化が終わった後に、
二時発酵を瓶内でさせる。


だからそれ以外は「Methode champenoise」(シャンパン方式)使用
と表現してもいけないのだそうです。シャンパン以外のスパークリング
ワインに関しては「Methode traditionnelle」(メトッドゥ・トラディ
シオネル)と表記することになっているそうです。キビシーですね。。

スパークリング、つまりVin mousseux(ヴァン・ムスー)を作る方法
の1つが、例えば「methode charmat」(シャルマ方式)。
まさにこのモンカドールはシャルマ方式で作られたカヴァです。
P1030022.jpg

これは、二次発酵も密閉したタンクの中で行うというもの。一気に大量に生産でき
効率は良いので、こちらのボトルの方が安価に出来るそうです。でっかい金属製の
ボトルを逆さにぐるぐる回してつくるのかな??まさか!

このスペインのモンカドールはまさに「シャルマ方式」。きちんと表示してある。
P1030032.jpg

品のいい泡立ちで、とってもおいしい!しかもこれなんと1,000円以下です。
瓶内でも、タンク内でもいい、安価で品質のよい泡ができれば結構なこと。
methode charmat」(シャルマ方式)の Vin mousseux(ヴァン・ムスー)
は値段的にも品質的にも優秀なシャンパンもどきの泡なのです。

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bata

なるほど、参考になります。
安くて、美味しいというのはやはり嬉しいですね。
by bata (2011-12-01 05:51) 

Macogy

Bataさん
最近、1000円以下の良質泡がよく売ってます。
円高の効果でしょうか?
by Macogy (2011-12-01 09:41) 

bata

円高...。外貨での収入が目減りしてつらいですが...。
まあ、いいじゃないですか。
これからクリスマス・正月と飲み過ぎないようにしましょう。
by bata (2011-12-02 07:33) 

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