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マルシェ試飲会 [ワイン]

3月8日は関内のワインショップ、マルシェ・ディジュールの試飲会。会費2000円とマルシェの試飲会にしては高いが、今回はマルシェとインポーター(ヌーベル・セレクション)のコラボなので、期待できそう。
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今回は、ブルゴーニュ・シャンパーニュ地方の女性醸造家の特集で、リュット・レゾネ(減農薬農法)による自然派ワインを中心に開かれた試飲会です。最近流行のオーガニックですが、自然農法にもビオ・ディナミ(完全自然農法)やリュット・アングレ(化学肥料を使わず、虫には虫で対抗)など、いくつかあるようですが、必要な場面で最小限の農薬を使うのがリュット・レゾネ。そういう意味では、試飲会で配られた資料には「厳格なリュット・レゾネ。化学肥料、除草剤、殺虫剤一切使わず」と書いてあるので、限りなく有機栽培に近いビオ・ロジックなのだろう。まあ、おいしければなんでもいいや。

まず、シャンパン「グロンニェ」シャルドネ100% これもリュット・レゾネ(減農薬栽培)によるシャンパン。美人醸造家セシル グロンニェの作品とのこと。
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果実味とミネラル感のある、コクのあるシャンパンでした。定価5900円だったかな。試飲を忘れてグイグイいっちゃいました。

つぎにブルゴーニュの白ワイン、「オークセイ・デュレス ブラン」女性醸造家アニェス・パケの作品
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「厳格なリュット・レゾネ栽培で、化学肥料、除草剤等一切使用していない。天然酵母のみの発酵。」と説明書に記載。酸味も程よく、非常にミネラルを感じさせる。これはうまいね。手がかかっているだけあって、お値段は5000円くらいだったと思う。ルージュもありました。非常に多彩な香りで、試飲会のグラスで飲んではもったいないな。販売先のほとんどはフランス国内らしい。

今回、赤で一番気に入ったのはこれ。ニュイ・サンジョルジュの赤「ブルゴーニュ パストゥテュグラン」です。女性醸造家ジャン・ピエール・ボニーの作品。
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Nuits-St.-Georgesのこれもリュット・レゾネ。除梗100%(ようするにブドウ潰す前に全部手で房枝を取り、実だけ取ること)。天然酵母のみ使用。ピノ・ノワール50%、ガメイ50%のアサンブラージュ(混合)。これが、全く経験のない香り。失礼な形容をすると、最初「生ごみ」の匂いがした。それくらいいろんな生々しい香りがいっぺんにして、面食らった。それから分単位で香りが整理されて順番に出場してくるような変化の連続。どんどんフルーティというか熟成した果実の香りがグラスの中で今度は「俺の番だ」と七変化してる。よくワイン雑誌に載ってる「複雑な香りがつぎつぎと・・」というのはこういうことだったのね。日ごろ一本調子の香りしか知らない安ワイン道場会員は、反省したわけです。これは大きなワイングラスで真剣に味わう必要あり。で購入決定。2960円、コストパフォーマンスのいいワインだとおもう。

白ワインで購入したのはこれ。「サン・ブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ」シャブリの女性醸造家、レ・タン・ペリュデュの作品。
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手摘み。天然酵母でシュールリー製法。「実質ビオのリュット・レゾネ」だそうです。これがソーヴィニヨンブラン100%のワインと判るのは相当の経験者でしょうね。いっしょに参加した飲み仲間も絶賛。みんな買ってました。樹齢100年以上の単一斜面区画ノソービニヨンの凝縮感だ、とインポーターの説明に、今回は納得した。3390円で即ご購入です。 これはぜひ飲んでみてほしいです。ソービニョンブランのイメージ変わりますよ。
てなことで、今回のブルゴーニュを中心とした女性醸造家の低農薬ワインの試飲会はお得感いっぱいでした。こういった10ヘクタールくらいの小さな畑のワイナリーですばらしいワインがまだまだあるのですね。今後も紹介してほしいです。





 

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