山椒の実 2012年 [クッキング]
2012年 GW連休があけると、なんとなく落ち着かなくなる。5月は
20年来続いている大学時代の親友TKくんからの「山椒の実」の贈り物が
くる季節だからだ。
とにかく、関東で一般人が「山椒の実」を手に入れるのは至難の技なのだ。
山椒の実が店頭に出るのはGW開けのほんの2週間。この短い出荷期間
なのに、関西に住むTKくんはこの時期は注意深く近所の青果店に立寄り
律儀に毎年、送ってくれる。
忙しい彼が、このことをいつも気にして何十年も手配してくれることに
本当に感謝している。一年間この山椒は料理、お弁当、おつまみと、
大活躍なのだから
いただく立場なので、確認はとれないが、20年も続いていると、
山椒の実の仕込み作業は年中行事化しているから、この季節になると
そろそろだな、などと毎日、ドキドキする。
昨日帰ると、宅配便の不在者通知の札が。「よっしゃー!」
今年も忘れずに送ってくれました!
今年の山椒は和歌山県海南市ながみね農協。温暖なみかんの
産地として有名です。
ふたを開けると部屋中山椒の香りで、顔を近づけると目がしょぼしょぼ
するくらい。粒はプリプリ。綺麗な子供たちふさ枝が細いので、処理がしやすそう。
というか、これくらい細いと茹でるとそれほど、房を処理し
なくてもいいので楽だ。
枝をとらずに、そのまま熱湯につっこみ、重曹を加え5分ほど茹でる。
流水でさらす。
半日、陰干ししてから房から枝をとる。一度茹でてあるので、
処理がカンタンにとれる。毎年、冷凍、塩漬け、塩水漬けなど
やってみたが、冷凍はやっぱり色落ち、ピリリ感のボケがあるが、
塩水漬けは1年たっても色も鮮やか、塩抜きしてもピリリ感は採れ
たてと遜色がない。
ということで、今回はすべて濃厚塩水漬けにしました。塩と水同量
濃厚塩水を作り瓶に注ぎます。
塩漬けの山椒を使うときは、半日水で塩抜き、半日陰干しでOKです。
それにしても、美しい山椒の実。この一年、お世話になります。
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