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土用の丑の日 [クッキング]

今日、七月十九日は土用の丑の日。どこのお店にも「鰻」の文字。
万葉集に歌人 大伴家持の『石麻呂(いしまろ)に我 もの申す夏痩(や)せに 良しといふものぞ武奈伎((むなぎ=うなぎ)採りめせ』と、痩せた友人(吉田石麻呂)に「うなぎでも食ったら?」とからかう歌があるくらい1000年前から鰻は夏痩せ(という言葉が古代からあるのも驚くが・・)に効くといわれてる。そうなると、やはりこの日に食したい。しかし、スーパーで売っているゼリー状に光ったタレのついた蒲焼にどうしても買う気になれない。でもガマンできない。そこで、今日は市販の輸入鰻の蒲焼をつかって「うなぎの櫃まぶし風炊きこみご飯」を作ることにした。
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買ってきたのはコストコで売っていた台湾産の蒲焼。それに、これには赤ワインがいいと思い、おなじコストコで、レーヴェンスウッド・ヴィントナーズ(RAVENS WOOD VINTNERSBLEND)購入。今まで飲んだジンファンデルの中で、一番軽い。タンニンは「らしく」はあるが、香り、僅少。まぁ998円のジンファンデルだから★ひとつあげます。
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米を3合洗って、炊飯器の目盛より若干少なめのお水。そこに昆布5センチ(もしくはダシの素)、醤油大匙2、酒大匙2、みりん大匙2を入れてかき混ぜて、炊飯スタート。その間にトッピング準備。鰻のまぶしには金糸卵みつ葉は定番と考えます。錦糸玉子は意外と簡単。卵2個、片くり粉と水大匙1を入れて溶き卵に。それを薄く一枚ずつ広げて焼くのです。片栗粉はいってるので、やぶれにくく、火が通りと薄皮がはがれてきて簡単に取れます。それを数枚重ねて、さめたら千切りにします。けっこう綺麗でしょ[ぴかぴか(新しい)]
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炊き上がる10分前くらいになったら鰻の出番。べとべとのタレのついた、ぷりんぷりのこの鰻。2センチ幅で切る。ブツン、ブツンと音を立ててるから、このまま電子レンジなんか入れて暖めたら、ゴムみたいになっちょうぞ。。フライパンを暖め、切った鰻を入れ、日本酒を大匙2杯くらい入れて、弱火で蒸し焼きにする。あまり強火で焼くと焦げたり、堅くなるから注意。あくまで蒸し焼きにすること。日本酒の水分が飛んだら炊き上がった炊飯器のご飯にのせる。フライパンに残った汁も好みによって入れて炊いてもよい。そのほか、ぼくは以前ブログで紹介した山椒の実の塩漬けを水で塩抜きしたものを一緒に炊いた。下の写真は炊き上がったご飯に蒸し焼きした鰻をのせたところ。
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しばらく蓋をしてさらに蒸し保温。5分ほど開けると鰻も蒸されて柔らかになってる。
これをしゃもじで大胆にかき回して、混ぜちゃう。もともとこの鰻の肉質がしっかりしてるので、混ぜても粉々にならない。パーツがしっかり残る。高級鰻だったら、そぼろみたいになっちゃうかもしれない。それをどんぶりにいれる。金糸卵と三つ葉の千切り、ぼくは紅しょうが好きだからのせて、白ゴマをかける。やわらかく非常にうまい。あの、タレ光したぶよんぶよんの鰻とは思えない。最後に薄口のだし汁を作って、わさびを添えて、最後にお茶漬ってのもいい。 
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今日はヨメが仕事で遅く帰ってきたので、これを食べさせたら、「おいしいわね」。それだけかよ。疲れて帰ってきても、もうすこし感動してほしかったんだけど。なんか、最近わたくし、愚痴が「主夫」化しております。。

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コメント 3

SHIMIZU

羨ましい主夫ですね・・・・美味しそう。
by SHIMIZU (2009-07-23 11:36) 

ros from asahikawa

市販の調理済みの蒲焼でも、工夫次第で絶品の「櫃まぶし」に変身させるとは主夫さんのセンスと着想に脱帽です。


by ros from asahikawa (2009-07-23 17:52) 

macogy

みなさま
ありがとうございます。ヨメがほめてくれなくても、わかっていただける方がいらっしゃるのが心の支えです。。これからもどんどん「主夫化」してまいります!!

by macogy (2009-07-24 00:58) 

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