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モンカルメス(DOMAINE MONTCALMES) [旅]

モンペリエ通信です。
2日目の朝はトラックの作業音で起こされる。近くのパン屋に焼き釜用の薪が運ばれるのです。部屋から見た朝の風景
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今回はTくん宅に泊めてもらってるので、彼が朝、パンを買って来てくれて朝食も作ってくれました。なかなか豪勢です。
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今日は、まず、コトー・デュ・ラングドック・エローの三本の指に入るくらい美味しい(とTくんは言う)の一つ、モンカルメス(MONTCALMES)です。モンペリエ市内から高速道路使って1時間半くらい。東京で言えば、小田原くらいに行く感覚です。しかし、高速表示が分かりにくい。。日本の道路標識はあれでも立派なものだと感心しました。
ここはアニアンヌ(ANIANE)の近くのすっごく小さな村、ペシャボン(PUECHABON)。古い教会と城壁の中はそれぞれ住宅になっている。
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まわりはラベンダーとブドウ畑が広がる。そんな小さな村の家族経営している醸造所です。醸造所入り口、といってもタンクとカーヴがここにあるだけ。特に受付みたいなものはない。本当に日本酒の「酒蔵」ってかんじ。
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ここが、醸造所。発酵タンクの裏の古びたドアの向こうにカーブ(貯蔵倉庫)がある。
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ここは4人の家族経営だそうです。
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今回はカーヴに入れてもらった。寒すぎるくらい低温の蔵の中。樽の中はそれぞれ単一品種の葡萄酒が寝ている。今回は瓶やタンクかたではなく、すべて樽から直接テイスティング。緊張します。今回の醸造所巡りを手配してくれたTくんは醸造所の研修生しながら大学に通っているので、相当詳しい。だから僕のくだらない質問や感想をそのまま通訳してくれないのが難点だな(笑)。でも、同じ仕事を目指す者へとても丁寧に説明してくれてた。
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まず、2007年と2008年のソーヴィニョンブロン。非常になんと凝縮感のある香りが四方八方に広がって、とても品がよく、ミネラル豊富なかんじで、いままで飲んでたソーヴィニョンブランのようなさっぱりした香りではない。08年に比べ07の方がまだ果実っぽい香りがあり、比べてみるとよく分かる。両方ともまだ熟成中。ビン詰めは12月以降とのことで、まだ販売されてない。赤はまず、グルナッシュ。しっかりしたタンニンと干しぶどうのような甘い香のがバランスよく、どんどん香りが変わって行く。ここで驚いたのはムールヴェドル( Mourvedre)。南フランスの品種だが、凝縮感があり、タンニンもしっかりして、味わったことないワイン。これの100%のワインは販売しないんですか?と訊いたら、生産量が少ないので、大切に使ってるそうだ。シラーも飲ませてもらったが、こちらは香りが花開き、タンニンは弱い。これムールベルトと合わせるそう。
白のほうはすでに予約済みだそうで、12月ビン詰めして、日本には3樽だけ。3×500本=1500本が日本に上陸するはず。生産量が少なく、貴重なモンカルメスの白、2006年はもう蔵にはないそうです。日本でしか手に入りませんので、興味のある方は探してみては?
ということで残り少ない2006年のモンカルメスの赤をお土産に買いました。14ユーロ。
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次はモンペイロー(MONTPEYROUX)のレ・グリエール(L’AIGUELIERE)醸造所に向かいます。
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