入院初日

２０１０年７月１４日。入院しました。
病院のロビーです。


なんで入院するの？
「咽頭顕微鏡下手術（ラリンゴ　マイクロサージャリー）」という声帯の手術
を受けるためです。

声帯は１センチくらいのとっても小さな臓器なので、そこに出来る病変は１ミリ
単位。これは肉眼では出来ません。しかも声帯は話し声で１秒間100〜250HZで
振動している「精密楽器」なので、0.1ミリのぶれも許されないのです。このため、
完全に声帯を静止させていないと、間違った場所にメスが入る恐れがあるために、
全身麻酔で実施します。

山王病院の病室

東京赤坂にある山王病院は「ブランド出産御三家」としても知られてますが、
院内にある東京ボイスセンターは咽頭疾患と音声障害分野の第一級の施設です。
ここは、オペラ歌手、司会者など、声を商売にしている患者さんが多くこられ
ているようです。新しいビジネスを前におノドを綺麗にしてもらいことに
なりました。

入院病棟はすべて木目調。絵画が飾られ、ホテルみたい。入院病棟と
いうイメージとは全く異なります。


室内はバス・トイレユニット、TV、DVDプレーヤー完備。LANケーブル
さえ持ってくれば、インターネットもOKです。角部屋で広さはツイン
ルーム程度。ストレッチャーを移動するスペースが必要だからでしょう。
ホテルと違うのは鍵をかけちゃいけないことくらいかな。
さすが、「全館個室のプライベートホスピタル」です。



手術前日に入院。朝。福田宏之教授に術前チェック。「今日は院内に
いるから、何か不安なことがあったら、いつでもいらっしゃい」と
とてもやさしい

昼食
部屋に帰ると昼食が用意されてました。塗物のお膳でお皿も陶器。
病院食とは思えません。

・鶏肉とチンゲンサイのカシューナッツ炒め
・かに玉あんかけ
・春雨の中華サラダ
・杏仁豆腐

とても、おいしくいただきました。

おやつ
３時にはなんと、おやつが出ました。
徳島の鳴門金時と和三盆を使った「和風スイートポテト　甘露の渦」
徳島のお菓子です。おいしい。これ退院したら買いに行こう。
栗尾商店　http://www.kurio.jp
湯のみ茶碗も焼き物で、楊枝も高級黒モジです。




夕食

・鱒の香草焼き
・レンコンのきんぴら
・しめしとささみの和え物
・里芋のとも合え
・熟した梅干し
・お吸いもの

お皿、小鉢、お椀、すべて凝ってる。付け合わせのミョウガやごぼうの酢漬け
なども美味。どれも丁寧な飾り付けで、りっぱな日本料理屋の御膳です。繊維
質の材料とバランスを考えており健康的かつおいしい。
明日は朝昼とも食べられないらしい。


病室からひとりで眺める赤坂の夜景はロマンチックだ


明日、朝イチの手術です。ドキドキ

タグ：山王病院 咽頭顕微鏡

コメント 1

こういう院内食も　あるんですね。患者の病名にも　よるのかなぁ。
薬膳料理　薬膳酒　薬膳ティー　～未来は　どうなるかなぁ
この現代の食文化を　魯山人先生は～そして　日本の料理人は～
カシューナッツ炒めで プログ検索中です。こないだ おいしい中華屋さん の ランチで 初めて 鶏肉とカシューナッツ炒めを 食べました。おいしかったです。私の中では　お菓子というイメージのナッツを　鶏肉と炒めて　
ご飯のおかずにすると言う料理は　なんというか　認めれないという先入観だった。しかし　本当に　おいしいですね。もっと　早く　食べたかったなぁと思いました。ビールのつまみにも ご飯に も いいですね。
鳥は　コラーゲン　美肌効果。ナッツは　滋養強壮　夏バテに　効くかナァ
中華料理同好会(名前検討中 カシューナッツ炒め
そういえば　私が食べた　カシューナッツ炒めに　鷹の爪(赤トガラシ)が　入っていました。辛いの苦手な人は　ダメかナァ

by ザ　村石太＆かずひろ (2012-08-15 21:16)