中華茄子の炒め物と豪州アデレードのワイン

南オーストラリア、アデレード。数年前にそこの高校生を数日ホームステイで預かった。広大な大地から来て、横浜の狭いアパートで次男と雑魚寝の数日間であったが、彼にとっては、思いで深い日本の数日だったに違いない。未成年だった彼も、卒業して地元で働いており、彼の親戚が経営しているワイナリーのワインを送ってきてくれたらしい。らしい、というのは、このワイン、ずいぶん前に次男に送ってきたもので、当時未成年の彼は、父に飲まれてしまうことを恐れ、自分の部屋に隠し持っていたようだ。二十歳になったので、自分も飲めるようなり、飲もうぜってことで、やっとその存在を自供したのだ。押し入れの奥で保管されていたワイン。大丈夫かな。心配したが、とても素直なカベルネソーヴィニョン。香りのよい、バランスのよいワイン。決して軽いワインではなく、太陽をいっぱい浴びた華やかなかつ深みのあるワイン。日本の四季を数年経験して、いいかんじに馴染んだのかな。

このワイン、エスニックや中華料理が合いそう。調理師資格をもつ兼業主夫の方のブログ(SAKE TO RYOURI)を参考に作ってみました。中華は素材の下準備が大切ですね。先に茄子やピーマンを油で揚げてとっておく。そしてお肉はしゃぶしゃぶ用のロース肉を事前に下味をつけておきます。それをさっと強火であげます。

野菜は水分を含んでます。これを生の肉と同時に鍋に入れたら温度が下がる。だから家庭のキッチンの火力で、いっぺんに入れると、べちゃーとなっちゃうんです。下ごしらしないでいっぺんに突っ込むとおいしくなくなるのは人間関係といっしょですね。気をつけましょう
Adelaide Hills The Reuben PARACOMBE 2001 ★★★３つ

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コメント 4

「数年前にオーストラリアの友達が贈ってくれた『らしい』ワインを未成年の次男が押入れの奥に大事にしまっておいて、20歳になって差し出したワインを親子で飲んだ・・・」なんて耳障りのいい物語を心地よく聞いているようです。
友達からの贈り物を宝物のように大切にする次男の優しさや20歳になるまで心待ちしている無邪気さは心を打ちます。
また、次男はmacogyさんのワイン好きと性格をよく心得ていますね。macogyさんと次男はよく似ているのでしょうか。
『らしい』ワインは日本の四季だけでなく、無類のワイン好きのmacogy家の家族愛がたっぷり溶け込みいい味に熟成したのではないでしょうか。
羨ましいですね。

茄子炒めの照りが食欲をそそりますね。片栗粉の使っているのでしょうか。絶妙ですね。

　
by Ros from　asahikawa (2009-08-28 17:01) 

Rosさま。
過分のコメントありがとうございます。次男はずるがしこいとこだけ似てます。旭川は野菜の宝庫です。Rosさまには是非圧力釜の購入をおすすめします。旭川は野菜の宝庫です。

by macogy (2009-08-29 00:42) 

コンサートのご成功、おめでとうございます。

圧量鍋は持てます。あまり使ってませんが・・。
今年4月から旭川の台場というところの元農場あとで畑を始めたんですよ。
地元の仲間と共同の畑です。「ミラクル農園」名づけました。
農場のオーナーのお母さんの指導のもと、週末ファーマーになりました。

4月に雪解けを待って、プラオ（洋鋤）で土を起こして、トマト、きゅうり、茄子、枝豆、人参、大根、じゃが芋などの種を撒いたり、苗を植えたりしました。きゅうりやトマトの支柱を立てたり、雑草よけのビニールを敷いたりしました。
芽が萌えて、茎が伸び、葉を拡げ、花を咲かせる成長する畑の作物を見ているだけで楽しいです。今年は7月～8月の長雨と日照不足で収穫は例年の半分くらいだそうです。
じゃが芋はほどほどのできでした。採れたてのとうきびの甘さは極上です。難しいといわれた西瓜は色は悪かったのですが糖度が高くいいできでした。枝豆は豆が育ちませんでした。自然薯は地中で腐ってしまいました。
人参は間引きを怠ったのでごぼうのように細いできでした。
これからは霜降り南瓜が楽しめそうです。
野菜の宝庫を実感してます。




by Ros from　asahikawa (2009-09-02 13:20) 

Rosさま。近所の方でリタイアして旭川に行かれたご夫婦がいます。
旭川はいいところなんですね。うらやましい！
by macogy (2009-09-03 00:19)