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オーク・バレル(ココ・ファーム・ワイナリー) [ワイン]

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ココ・ファームは知的障害を自立を支援する「こころみ学園」が作った醸造所である。1958年に、特殊学級の中学生たちが汗まみれになりながら傾斜38度の絶壁に近い山を開墾し、2年がかりで出来上がった葡萄畑が基礎となっている。開園以来約50年、除草剤を一度も使ったことがないという農園で栽培されたぶどうは、園生たちが丹念に収穫し、1房ごとに手作業で腐敗した粒を取り除き、いまでは年間16万本を生産。80年代にはカリフォルニア・ソノマに自家農園を持つまでになった。日本のリュット・レゾネ(低農薬)ワインの先駆けだろう。
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オーク・バレルは自家農園のソノマのカベルネソービニヨンとノートン種とよばれる、国内生産の葡萄の混合している。ノートン種というのは、アメリカ原産のぶどうで、東海岸に自生した原種で、耐寒耐病性があり、日本の気候にも合う品種だが、欧州系の葡萄とは明らかに異なり、その香りが「foxy flavor」(狐臭)とよばれ、あまりワイン用ぶどう品種としては評価されていない。欧州葡萄の香りに慣れた欧米人には、クセを感じるのだそうだ。。しかし日本人は全く違和感がなく、国内では栽培されワインに使われている。ある方によると、その香りは「醤油のような」と表現されているところをみると、これは日本人にウケそうだ。田崎真也さんがカベルネソービニヨンのワインといわしの煮付けが合う、といっていたように、このワイン、カベルネとノートンの混合とは、まさに日本人のためのワインといっていいと思います。味も香りも重厚。日本の赤ワインとは思えない骨太のワインです。
★★★ですね。関内マルシェにて2400円






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