シチリア・赤ワイン―コルヴォ・ロッソ [ワイン]
前回飲んだ、シチリアの白ワイン「コルヴォ・ビアンコ」が優秀だったので、今度は赤に挑戦。「CORVO・ROSSO」はこれもシチリア原産の黒ブドウのネーロ・ダ・ボーラ種を主に酸味の強いシチリア原産の黒ブドウのネレッロ・マスカレーゼが入っている。そのため酸味のある軽やかな赤に仕上がっている。地ブドウ独特の香りがほのかにあるので、香りは好みが分かれるだろう。薬草のようなかおりが少しあるが、ネレット・マスカレーゼの酸味がそれを軽くして飲みやすい。それほどの独特なアロマというわけではないので、ご心配なく。軽めの赤ワインとして冷やしても、それほどタンニンがでてこないし、夏向きの赤ワインとして☆☆ 1500円。
CORVO社のホームページ(音声・動画付)はイタリアらしく素敵です。
http://www.vinicorvo.it/flash/index.html
ちなみに、コルボ(CORVO)とはイタリア語で「カラス」のこと。そのむかし、ブドウ畑にカラスがきて困ったとき、修道院の神父が、「カラス(CORVO)のことを敬い、尊敬するなら、二度と邪魔しない、とカラスが言っている」というので、カラスを幸福とワインのシンボルにしたという逸話があるそうだ。日本でも熊野大社の守りカラス(ヤタガラス)だし、最近、早朝になると近所の生ごみを狙ううるさいカラスも、すこしやさしく見守ってやると、静かにするかなぁ。
コメント 0